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2005/08/16
鳩山元代表、埼玉で本当の改革実現する民主党への支援訴え




各地の予定候補の応援を精力的に続けている鳩山由紀夫元代表(『次の内閣』ネクスト外務大臣は16日、埼玉県内の4か所の選挙区を相次いで訪問。埼玉6区の大島敦、同7区の小宮山泰子、同8区の木下厚、同9区のいがらし文彦各予定候補と、それぞれ街頭演説を行った。

 JR鴻巣駅で行われた大島予定候補の街頭演説会では、演説開始予定の30分前から、お盆休み中の支援者が、汗を拭きながら鳩山元代表を待ち続けた。到着した鳩山元代表は、16日午前に東北地方で発生した地震の影響で列車が遅れたことを詫びつつマイクを握り、郵政民営化をめぐる自民党内の対立に言及。お盆にちなんで「日本を築き上げてきたご先祖様に恥ずかしくない日本にしよう」と訴え、民主党予定候補への支援を呼びかけた。

 鳩山元代表は「小泉首相の次の狙いは財政再建。しかし、歳出削減はできず、すぐにサラリーマン大増税に手をつけるだろう」と述べ、自民党内の対立に注目して郵政民営化だけを焦点に小泉・自民党を選んでいいのか、小泉政権にこの先3〜4年の将来を委ねてよいのか、「もっと冷静に見てほしい」と聴衆に注意をうながした。その上で「徹底的な行政のムダづかいを失くすことが先決」と鋭く指摘し、民主党政権で本当の改革を実現させる決意を示した。

 この後、鳩山元代表は車と電車を乗り継ぎながら、埼玉県内を文字どおり走り回った。木下予定候補と所沢市で、入間市と狭山市でいがらし予定候補と、川越市で小宮山予定候補と、それぞれ街頭演説を行った鳩山元代表は、演説終了後には、集まった皆さん一人ひとりと握手し、ことばをかわすなどして、民主党への支援を訴えた。
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