2006/04/13
がん対策 一刻も早く国会の場での議論を 荒井国対委員長代理
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13日午前、国会対策委員会役員会終了後に、荒井聰国対委員長代理が国会内で記者会見を行い、衆議院厚生労働委員会の状況などについて、改めてコメントした。
荒井国対委員長代理はこの中で、衆院厚労委が昨日、「不正常な状態になった」ことについて、「大変に残念なことだと思う」とし、「決して私どもが審議拒否をしているのではない」と改めて強調。「がん対策を議論するとわが国の医療制度の問題点がよく分かるのは、衆目の一致するところだ」として、民主党が提出したがん対策基本法案を、「与党側が審議させないことの方が異常だ」として、その対応を批判し、できるだけ早く、「この法案の審議ができる状況をつくるべきだ」と指摘した。
また厚労委において、橋本元総理の証人喚問もなかなか実現しない問題にも触れた荒井国対委員長代理は、民主党が行政改革推進法案を衆議院に提出したことについても、「じっくりとした審議をしてもらいたい」などと語った。教育基本法改正問題をめぐっての報道に関しては、党の教育基本問題調査会(会長:鳩山由紀夫幹事長)で既に議論をしているところだが、「この議論を促進するよう政調に要請したい」とした。
荒井国対委員長代理は更に、自民党の中川政策調査会長が、政府税制調査会の石会長の増税幅についての発言を厳しく批判したことについて言及し、補欠選挙を前にこうした正面からの議論を避ける自民党のやり方を、「大変姑息なやり方だ」と切って捨て、「本来の与党の責任をどう考えるのか」と苦言を呈した。
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