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2006/04/13
小沢代表の下、地域で期待感、国会は反転攻勢 菅代行が会見で


 菅直人代表代行は13日午後、代表代行就任後初めての定例会見(木曜15時を予定)を党本部で開催し、小沢一郎代表の下、新しい体制でのスタートにあたっての所感や、国会対応などについて語った。

 菅代表代行はまず、小沢代表とした新体制がスタートして1週間足らずだとし、「私の印象としては、大変いいスタートが切れている」と述べ、「地域の中での評判も、大変期待感が高まっている」と指摘。党の各議員・スタッフも、「色々な役割を前向きに取り組んでいるという声や雰囲気が伝わっている」などと語った。そして、「今後も気を引き締めながら、代行としての仕事をしっかりと務めていきたい」との意欲を示した。

 また、国会での論戦についても、「元気を取り戻して、反転攻勢に打って出ている」とし、自らも来週に予定されている行政改革特別委員会で質疑に立つ見込みであることを明らかにして、その意欲を語った。

 前原誠司前代表が唱えた対案・提案路線について記者団に問われた菅代表代行は、小沢代表の、決して対案を出す必要がないと言っているのではない、などの発言を紹介しつつ、これまでの民主党の法案づくりについて、「どこまで細かいところを法律という形でまとめて出さなければならないか」を考えれば、法案そのものをまとめることにエネルギーを使い、それをもって国民に分かりやすく訴え、与党との対立軸を明確にする点においてエネルギーが十分でなかった面もある、などとの見方を示した。そして、大きな方向性としての対立軸を打ち出していくことは、小沢代表も当然考えられている、などと述べた。

 小泉首相が小沢新代表に対して様々コメントしている点については、「小泉さんとしては怖いのだろう」と述べた菅代表代行は、他政党との連携についても質問に答え、「小沢代表が、政権交代の大きな第一歩と位置づけているのが来年の参院選だ」として、「1人区で自民党以外の候補者が当選できるかどうか」を考えれば、「少なくとも自民党ではないという立場の皆さんと、どこまでしっかり連携をできるのかというのは、大変大きな意味を持つことだと思っている」などと語った。
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