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2006/04/20
「教育基本法に関する検討会」設置決める 党教育基本問題調査会


 民主党の教育基本問題調査会の総会が20日午後、国会内で開かれ、新役員、「教育基本法に関する検討会」の設置を決めた。検討会の座長には西岡武夫参議院議員(元文相)が就任した。

 総会では、鳩山由紀夫会長(幹事長)が「学ぶ側に立った教育基本法を勉強していく。そのために、教育基本法に関する検討会を設ける。座長に西岡武夫先生をお願いする。民主党の立場で教育基本法を作るようにしたい。憲法と教育基本法との関係、国民と議論をするためにどういうあり方がいいのか、さまざま角度から議論していきたい」と挨拶した。

 鈴木寛事務局長(『次の内閣』ネクスト文部科学大臣)が新役員、検討会の設置、検討会座長を提案、拍手で承認された。西岡検討会座長は就任の挨拶で、「作業部会の報告を基に私どもの作業を進める。政府・与党が教育基本法改正案を出してきた場合、きちんとした党の考えをもって対応しなければならない。教育を政争の具にしてはならないが、相手は政争が好きな方なので、大きな戦略の下、多様な戦術を持っていきたい」と述べ、党の教育基本法に対する考えのとりまとめを急ぐ考えを示した。

 続いて、今までの教育基本問題調査会の経緯、作業部会の報告を鈴木事務局長が報告・説明した。

 総会後、記者団に西岡検討会座長は、教育基本法に愛国心を「書き込むかどうか、いずれかに取りまとめる」と述べるとともに、25日に全国会議員に参加を呼びかけて、第1回の教育基本法に関する検討会を開くことを明らかにした。

 教育基本問題調査会の新役員は以下の通り。(敬称略)

 顧 問
  西岡武夫、菅直人、松本剛明
 会 長
  鳩山由紀夫
 会長代理
  藤村修
 副会長
  広中和歌子、佐藤泰介、平野博文、達増拓也、牧義夫、奥村展三
 事務局長
  鈴木寛
 事務局長代理
  笠浩史
 事務局次長
  林久美子、水岡俊一、松本大輔、横山北斗
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