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2006/04/21
「政権交代こそが真の構造改革になる」小沢代表、流山市で訴え




 小沢一郎代表は21日午後、千葉県流山市の東武野田線初石駅前にて街頭演説会を開き、駅前の駐車場に集まった支持者や聴衆などおよそ1000人を前に、小泉構造改革の中身の無さなどを厳しく批判。政権交代の必要性を訴え、民主党への更なる支持を求めた。

 小沢代表はこの中で、「小泉総理は改革の成果を強調しているが、果たして小泉改革とは国民の皆さんにとっていったいどんなものだったのかを、よく考えていただきたい。口を開けば郵政民営化と道路公団改革と言い、役所の言う通りに民営会社にはしたが、実態は何も変わっていない。」と、その基本的な政治姿勢を厳しく批判。更に、「皆さんの身近な問題として年金や医療があるが、小泉総理はこれらの問題にほとんど触れない。それは、何にもしていないからだ。小泉改革の5年間は、その言葉とは裏腹に、何も進まず格差ばかりが開いていくだけだ」などと指摘。「なぜ改革が進まないか、それは政官業の持ちつ持たれつの構造にどっぷりと浸かっているからだ。政官業の癒着構造を変えるということは、自民党そのものを否定することになる。真の構造改革をするには、政権を交代して、しがらみにとらわれない、利権の構造に手を突っ込んでいない民主党に政権を任せて欲しい」などと力強く訴えかけた。

 この演説の後、小沢代表は自ら自転車に乗り、集まった多くの支持者らの前を走りながら、民主党へのより一層の支援を求めた。

 また、この日の街頭演説会には横光克彦・細野豪志(役員室長)・松木謙公・田嶋要各衆議院議員も駆けつけ、それぞれ力強い訴えを展開した。
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