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2006/04/23
この勝利は皆の勝利 小沢代表が千葉7区補選勝利の記者会見で


 衆議院千葉7区の補欠選挙の投開票が行われた23日夜、太田かずみ党公認候補の勝利の結果を受け党本部で、小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長が揃って記者会見した。

 小沢代表は、太田候補、民主党の勝利について国民、千葉の有権者に感謝の言葉を述べるとともに「この勝利は皆の勝利であり、有権者の良識ある判断の結果」と述べ、この勝利の結果が民主党の再生、政権獲得につながるとした。また、「厳しい状況の中、議席を与えて下さった国民の皆様の期待に沿えるよう今後も3人しっかり手を取り合い、党の先頭に立って、団結し協力し政権を目指し、政策、日常活動の面でも頑張っていきたい。3人はもとより、自信を取り戻し、皆で力を合わせ、団結して協力すれば、やれるんだと言う気持ちをもって、信頼される政党、政権を担うに足る政党として認められるよう努力してまいりたい」と政権獲得に強い意欲を示した。

 勝因については、「今の政治に不満をもっていて、打開してくれることを国民は願っている。後は民主党が力を合わせ努力していくこと」と述べ、小泉政権への不満が現われたものとした。また、「この選挙戦がきっかけになればと思っている。貴重な意義のある選挙だった」と述べ、この選挙の意義を強調した。

 菅代表代行は、「民主党のそれぞれのメンバーが特性を生かした活動をした結果だ。若い仲間にはいいトレーニングになった」と述べ、小沢代表が展開したいわゆる地上戦の選挙戦術を勝因、今後の活動につながるものと分析した。

 鳩山幹事長は、「太田さんのたくましい心の大きさ」が勝因としながら、自分の選挙よりもうれしいと率直に喜びを語った。さらに、「小泉政権最後でこうした判断を国民が下したのは、国民の小泉政権への評価だと思う」と、この結果が単に補選のみならず政権全体への評価であるとの認識を示した。
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