2006/04/25
男女雇用機会均等法改正案、参院審議入り。仙谷議員、連合を激励
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政府提出の男女雇用機会均等法の改正法案が参議院で審議入りしたのを受けて、国会前では25日昼、連合主催の「男女雇用平等法実現の取り組みにおける国会前行動」と称して座り込みが行われた。雷雨に見舞われるという悪天候のなか、民主党からは仙谷由人『次の内閣』ネクスト厚生労働担当はじめ多くの国会議員が激励に訪れた。
仙谷ネクスト厚労担当は、雨のなか、必死に修正を勝ち取ろうと行動するみなさんに敬意を表したうえで、日本はたいへん困難な局面にあると語り、小泉改革がもたらしたいびつな構造の中、社会全体が活力をなくす可能性がでてきていると指摘した。
「政府の改革はほとんど何の手当てもなされていない」とも仙谷ネクスト厚労担当は語り、医療の現場でも産科医などで女性の医師が増えてはいるが、勤務体系が未整備であるために、仕事と家庭、仕事と育児の両立が難しく、辞めていかざるを得ない状況に追い込まれていることを明らかにした。
女性パート労働者の極めて厳しい労働条件にも言及し、「極端な悪条件のなかで働いている女性労働者の権利を確保する、勤務の体系化のなかでしか日本の本当の雇用平等化は図れない」と分析。そうした実態改善に繋がる法案改正を勝ち取るため、今後とも力を尽くして行くと力強く語り、民主党への一層の支援・協力を要請した。
連合の高木会長は間接差別に関する実効性のある修正を何としても勝ち取りたいと表明し、民主党らに対して審議のなかで修正を勝ち取ってほしいと期待感を示した。
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