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2006/01/17
国対役員が、通常国会へ向け18日まで研修会を開催し意見交換


 民主党国会対策委員会は17日午後から、国対役員研修会を京都市内で開催。20日から開かれる通常国会での論戦に向けて、1日目の17日は、有識者との意見交換などを行った。

 この研修会の冒頭には、前原誠司代表も出席した。前原代表は挨拶の中で、先の特別国会で対案・提案路線をしっかり貫けたとして、国対の尽力に謝意を表明するとともに、この日の同時刻に行われている耐震強度偽装問題に関する証人喚問にも触れて、「真相究明こそが国会の責務だ」として、「国民の目線に立った徹底追及と真相究明、それに基づく対応策を考えること」の重要性を強調した。

 更に前原代表は、「この国会は安全国会にしたい」として、20日からの通常国会を『安全国会』と銘打っていることを改めて紹介。子ども・建物・食べ物・乗り物の「4つの安全をどのように確保していくか」を最大の課題として、安全・安心を「実態に基づいたものにしていくための国会にしていきたい」との決意を披露した。

 また、300議席を超える与党を、「巨大なイエスマンのかたまり」と評した前原代表は、国会でまともな議論が行われるために、民主党こそがしっかりがんばらなければいけないと指摘し、国対の一層の奮闘を呼びかけるとともに、民主党議員の鋭い質問が、これまでは「単発で終わっているケースが多々あった」として、二の矢、三の矢を放っていくために、衆参にまたがってのフォローアップを要請した。

 研修会1日目となった17日は、京都大学大学院の大嶽秀夫教授を招き、「ポピュリズム選挙」とも指摘される先の総選挙についての評価や、日本政治の現状と歴史などについて意見交換を行った。
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