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2006/01/18
国対役員研修会2日目 第164通常国会に向け活発に討議


 民主党国会対策委員会は京都市内で役員研修会を開き、2日目の18日は「第164通常国会に向けて」と題し、出席役員間で活発な討議を展開した。

 冒頭、挨拶に立った野田佳彦国対委員長は、昨日の衆院国交委での小嶋証人に対する証人喚問について触れ、証言拒否が繰り返されたことを「国会の権威に関わる」と厳しく指摘し、証人喚問のやり直しをすべきとの考えを示した。同時に野田国対委員長は、「与党がエース級を並べたと言った割にはなんの効果もなかった」とした上で、長妻議員と馬淵議員の鋭い追及ぶりを高く評価。伊藤公介議員や安倍官房長官など、自民党政治家の名前が次々に指摘されたことを踏まえて、伊藤議員の証人喚問を強く要求するとともに、安倍官房長官も説明責任を果たすべきだとして、追及を強めていく姿勢を強調した。

 また耐震強度偽装問題に関しては、「丁寧にしっかり丹念に追及をしていきたい」として、「これで終わりだという幕引きの動き」を絶対に許さないとして、事件の全容解明なくして防止策はないと指摘。豪雪地対策や鳥インフルエンザ、アスベスト問題なども含めた重要性の高い補正予算案の審議をまず優先すべきだとの立場も改めて強調した。

 野田国対委員長は更に、前原代表が銘打った「安全国会」を踏まえて、建物・子ども・乗り物・食べ物の安全について論戦を展開していくとともに、「国家国民のための全体利益を考えて、提案・対案を出して質疑をするということをしっかりと国民の前に打ち出していきたい」との決意を述べた。そして、対案・提案型とともに、「疑惑や事件があったら食らいついて解明をし、徹底追及をしていく」という姿勢が重要だとも指摘した。

 また、「小泉構造改革は偽装ばかりだ」と厳しく批判した野田国対委員長は、結局すべての道路をつくることになった道路公団改革を例に挙げ、「これからやろうとしていることも、やはり同様の偽装が多いと思う」として、自民党の姿勢を今後も注視して、厳しい論戦を挑む姿勢を明確にした。

 この日の研修会では、各委員会担当の副委員長から、通常国会に向けた課題等について詳細な報告を受けつつ、出席議員間で活発な討議が行われた。
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