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2005/05/25
警察改革推進本部、不正経理問題等について関係者からヒアリング


 民主党の警察不正経理疑惑調査・警察改革推進本部(本部長:中井洽副代表)は25日朝、国会内で役員会を開催し、群馬県警元警部補の大河原宗平氏を招いて、県警内の不正経理問題の実態等について詳しくヒアリングを行った。

 この日、対策本部役員会に招かれた大河原氏は、群馬県警在籍中に不正経理問題を含めて県警内部の様々な不正を問題視し、これを正そうとしてきたが、最終的には懲戒解雇され、現在、群馬県人事委員会で係争中。群馬県と国を相手取っての訴訟も起こしている。

 「明るい警察を実現する全国ネットワーク」の清水勉弁護士も同席のもと、大河原氏は、自らが群馬県警内で警察組織を正そうと努力したものの、左遷に次ぐ左遷が行われ懲戒解雇となった実態や、自らも体験した旅費等の様々な不正経理問題について詳しく語ったほか、要人警護に伴う旅費等の不正経理、いわゆるNシステムによる監視の実態、刑法犯の検挙率水増し、捜査報償費の水増し、交通違反検挙のノルマの実態などについても、その実態が詳しく語られた。出席した議員からは、その詳細について質問が相次いだ。

 なお、この日の役員会には、中井本部長のほか、対策本部事務局長の大畠章宏組織委員長、岡崎トミ子副代表、鉢呂吉雄国会対策委員長、円より子『次の内閣』ネクスト国家公安委員長、宇佐美登・島田久・市村浩一郎各衆議院議員、森ゆうこ・神本美恵子各参議院議員も出席した。
関連URL
   「明るい警察を実現する全国ネットワーク」
 http://www.ombudsman.jp/fswiki/wiki.cgi/akarui
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