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2005/05/30
「都政を大きく変えていくために民主党に力を」都内で岡田代表が演説


 京都での視察を終えた岡田克也代表は30日夕、東京都議会選挙候補者応援のため都内で街頭演説を行った。

 岡田代表は京都で視察した地域コミュニティによる学校づくりを実践している京都市御所南小学校での印象を踏まえ、「地域で新しい試みが始まっている。そうした地域の力を活かす政治が必要だということを改めて感じた」と語り、地域主導の重要性を指摘した。

 その上で岡田代表は、「小泉総理は独りよがりの政治を続けている」として、対中・対韓関係がぎくしゃくするなどアジア軽視の外交姿勢を取り続ける小泉首相を批判。「しっかりと議論していく中で、信頼関係を築いていくべきだ」と問題提起し、中国や韓国との連携なくして、実りある対北朝鮮政策も期待できないとした。

 また、年金問題など、国民生活に直結する解決すべき優先課題があるにもかかわらず、郵政民営化関連法案の成立のみに固執する小泉首相の政治姿勢も「独りよがりだ」と指摘。年金制度の抜本改革等にこそ、リーダーシップを発揮すべきだとの考えを示した。

 岡田代表は「こうした独りよがりの小泉政治にはっきりNO!と言おう」と聴衆に訴え、小泉政治を終わらせ、この東京を変えていくうえで東京都議会選挙は大事な選挙であると力説。「民主党は本気です」として東京都政での実現させたい政策を示した「TOKYO Manifesto 2005」を民主党が取りまとめたことを報告。都政を大きく変えていくために、民主党候補に力を貸してほしいと支持を求めた。
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