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2005/05/31
国民のため一致結束して行動し、郵政法案を廃案に 代議士会を開催


 民主党・無所属クラブは31日昼、国会内で代議士会を開催し、国会情勢についての報告等を受け、今後も一致結束しての対応を行っていくことを確認した。

 代議士会では、筒井信隆衆議院議院運営委員会筆頭理事の報告の後、鉢呂吉雄国会対策委員長が挨拶と状況報告を行った。この中で鉢呂国対委員長は、20日に、郵政民営化に関する特別委員会の設置が強行採決されて以来、10日以上が経ったことにまず触れ、4項目の問題を抱える郵政民営化関連法案について、「速やかにこれを出し直す」べきであることを、改めて強調。「郵政民営化法案自体が、民主党からすれば、官の肥大にしかならない」として、「反対し、廃案をめざしていく」方針を改めて確認した。

 更に鉢呂国対委員長は、「与党側は、4項目について一顧だにせず、見切り発車的に今日まで来ている」ことに対し、ねばり強く対応していくとするとともに、「与党の多数で強引な国会運営が行われている」ことに苦言を呈し、国会の正常化には、「与党の一段の努力が必要である」ことを強く指摘した。

 与党側から、与野党五党の国対委員長会談の申し入れも来ていることを明らかにした鉢呂国対委員長は、国会情勢が「きわめて重大な局面に来ている」として、全議員の一致結束した行動を改めて呼びかけた。

 続いて、中山義活国民運動委員長が挨拶。6月2日に「小泉政権の『郵政民営化』に反対する国民集会」を都内で開催するにあたり、各議員の積極的な参加を呼びかけるとともに、「絶対反対というテンションを落としてはならない、皆さんの心が一つになるということが大事だ」と力強く語った。更に中山国民運動委員長は、「われわれのためでも、どこのためでもない。国民のために力を合わせてがんばろう」と述べ、「絶対に廃案にするという強い思い」を国会から発信するよう、力強い呼びかけを行って、出席議員の大きな拍手を浴びた。
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