ニュース
ニュース
2005/05/31
政治とカネの問題は政治の場で究明を 岡田代表、記者会見で
 岡田克也代表は31日、党本部で定例の記者会見を開き、日歯連事件、都庁特別職の辞職問題、二子山親方の死去などについてコメントした。

 冒頭、岡田代表は、臼田貞夫・前日本歯科医師連盟会長に対する東京地検の有罪判決に言及し、旧橋本派への1億円のヤミ献金の使途など、政治とカネをめぐる問題について、政治の場でも明確にされるべきとの見解を改めて表明。橋本元総理をはじめ関係者の証人喚問を求め、小泉首相に対しても説明責任を果たすよう追及するとともに、政治資金規正法の修正のため取り組む考えを示した。

 東京都庁で、特別職が全員辞職する方向となった問題について、岡田代表は、「大変異常な事態」と指摘。石原都知事に対しては、都庁や都議会とのコミュニケーションを含めた「知事としての責任をきちんと果たされていたか」と疑問を呈し、浜渦副知事が情報や人事権などを握り、組織の風通しが悪かったと言われる点について、知事の日ごろのリーダーシップの発揮が問われるとの認識を示した。

 また、二子山親方の死去について岡田代表は、「相撲文化の発展に貢献し、これからの活躍も求められていた」と功績を偲び、「心からお悔やみ申し上げたい」と語った。

 更に、郵政民営化関連法案の審議に関する記者からの質問に答え、岡田代表は、「審議しないことが目的ではなく、より良い審議をするため」に正常化を求めている現状を改めて説明。民主党の考え方を国民の皆さんによりしっかりと伝えるために努力したいと述べた。
記事を印刷する