ニュース
ニュース
2005/06/03
まなじりを決して郵政民営化問題に立ち向かう 鉢呂委員長、会見で
 鉢呂吉雄国会対策委員長は3日、国会内で記者会見を開き、郵政民営化関連法案の審議などについてコメントした。

 鉢呂国対委員長は冒頭、2日の衆議院予算委員会集中審議について、「(民主党の各委員が)小泉総理に厳しい攻勢をかけたが、首相が的確に答えたとは言い難い」とし、小泉首相が独りよがり・強がりの答弁に終始し、山積する課題に最高責任者として対応しきれない姿を「如実に示した」と評した。

 昨日の集中審議で取り上げられた「公務員規定、株式会社の名称、竹中郵政民営化担当大臣の公職選挙法違反疑惑、小泉総理が無理やり更迭した(総務省)担当局長と業者のなれあい」問題などについて、鉢呂国対委員長は、「鋭く追及する必要がある」と指摘。

 3日の衆院郵政民営化に関する特別委員会の審議において、郵政民営化関連法案の条文の瑕疵、民営化の目的なども含めて、「まなじりを決して郵政民営化問題に立ち向かう」とし、特別委員会で十分に審議の時間を取り、内閣を追い詰めたいとの意向を示した。

 鉢呂国対委員長はまた、昨日の集中審議におけるA級戦犯問題をめぐる森岡厚労政務官の答弁に言及。内閣の一員、また国会議員として見識が疑われるとし、「なお今後、厚生労働委員会をはじめとするところで辞任を迫りたい」と追及を続ける方針を表明した。
記事を印刷する