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2005/06/05
党勢拡大に向けて意思統一 全国幹事長・選挙責任者会議を開催


 民主党は5日午後、党本部において全国幹事長・選挙責任者会議を開き、郵政民営化などの国政報告、都議選対策、次期国政選挙、地方議員拡大などについて協議し、党勢拡大に向けての意思統一を図った。

 冒頭、挨拶に立った岡田克也代表は、選挙準備に関して「総選挙も近くなっている。来年の後半に向けて、いつ選挙があっても対応できるようしなければならない。衆議院小選挙区で170人以上が勝つことは、十分可能だと思う。県連の方にもご支援をお願いしたい。目前に迫った都議選は何が何でも勝たなければならない。候補の擁立で東京都連には頑張ってやり抜いていただいた。高く評価する。また、東京マニフェストについても高く評価する。マニフェストを掲げる選挙を定着させていきたい。地方統一選挙に向けて、空白区をなくす、女性の擁立作業を進めていただきたい」とし、準備を急ぐよう指示。特に都議選勝利への決意を新たにした。

 また、大会で掲げた党の土台づくりに関して、9月に全国規模の意思統一の場を持つことを明らかにして、「土台づくりは、最後の期間はこの9月まで。この9月は次期総選挙へのスタートとなる。土台づくりとは、候補、民主党そのものが力をつけること」とし、これも急ぐよう指示した。

 続いて川端達夫幹事長が、この会議を「中間的意思統一の場としていただきたい」として補欠選挙の総括、組織、外交・年金・郵政問題への対応などについて報告。「250人以上の国会議員、2000人の地方議員、14万人の党員・サポーターを有し、2回の国政選挙では比例で第一党となった。国民からの大きな期待を負っていることを自覚し、期待に応える政党に」なれるようにしよう、と締めくくった。

 仙谷由人政策調査会長は、年金・外交・憲法・マニフェスト・少子化・教育などについて報告。特にマニフェストに関して、「国民の生活の目線でつくっていく」と述べ、次期選挙での政権交代実現を前提として、洗い直し作業を進めることを明らかにした。

 続いて海江田万里東京都連会長が特に挨拶に立ち、「都議選に向けてZ旗を掲げてがんばる」と決意を表明し、電話、知人紹介などの全国からの支援を要請した。

 質疑では、郵政民営化への対応を中心に、組織のあり方、社会保障問題などに関して質問が出された。

 最後に江田五月参議院議員会長が「1日も早く小泉内閣を終わりにするために、がんばろう」と挨拶し、会議を締めくくった。
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