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2006/05/17
共謀罪を含む条約刑法などに厳しく対応 江田参院会長が総会で




17日午前、参議院民主党・新緑風会の議員総会が、本会議開催を前に開かれ、江田五月参議院議員会長らが挨拶・報告を行った。

 江田参院会長は挨拶の冒頭、民主党参院議員会長や副議長を歴任し、14日に逝去された菅野久光元参院議員に哀悼の言葉を捧げ、輿石東参院幹事長が葬儀に参列していることを報告した。また、共謀罪を含む条約刑法や医療制度改革法案の採決が迫ってきている中、党首討論も開催されるとして、特に共謀罪について、「合意をしたと疑われるだけで警察が捕まえに来る」などとして、その内容を改めて批判。「厳しく対応していく」とし、日本を監視社会にしてはいけないなどと決意を述べた。

 平田健二参院国会対策委員長からは、今後の国会日程や衆議院厚生労働委員会、法務委員会の審議状況、国民投票法案をめぐる動きなどについて報告が行われた。また、直嶋正行参院政審会長(政策調査会長代理)、郡司彰議院運営委員会筆頭理事、渡辺秀央選挙対策委員長代理から報告があったほか、広中和歌子パーティ実行委員長(副代表)と前田武志同事務局長からは、5月30日に開催される党パーティへの協力が改めて要請された。

 そして、この日の本会議に登壇して質問を行う千葉景子『次の内閣』ネクスト法務大臣と松下新平参議院がそれぞれ決意の挨拶を力強く行い、大きな拍手を浴びた。
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