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2005/06/09
「解散するなら堂々と受けて立つ」党本部での集会で岡田代表が強調
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9日午前、党本部で「小泉郵政民営化法案に反対する国民集会」が開催され、岡田克也代表や連合の笹森清会長が挨拶を行ったほか、政治評論家の森田実氏が特に講演を行い、「おごれる者、久しからずだ」と厳しく指摘し、郵政民営化法案を廃案に追い込むべく、結束を固め合った。
中山義活国民運動委員長の司会の下、集会ではまず、高木義明国会対策委員長代理が、郵政民営化関連法案をめぐるこの間の国会情勢を報告。会期末を間近に控え、「いよいよ大きな正念場」にさしかかったとし、全ての力を法案廃案に向けて結集するよう呼びかけた。
続いて岡田克也代表が挨拶し、衆議院の郵政民営化に関する特別委員会での質疑を踏まえ、「何のための民営化なのか、という問いにも答えられない」という状況を指摘し、「この法案がいかに理のないものであるか、中身のないものであるか、そのことを浮き彫りにし」、「国民の皆さんにそのことをしっかり理解していただくことが、私たちが果たさなければならない第一の責任である」と強調した。
そして、「会期末に向けて、この法案を廃案に追い込む」ため、「全員一致して力を尽くしていきたい」とするとともに、「法案を廃案に追い込めば、小泉総理は、当然、その責任をとって辞めてもらわなければならない」と、岡田代表は鋭く指摘。「今や日本は、外交・内政ともに八方塞がりで、そのことについての小泉総理の責任はきわめて重大だ」として、「早く辞めてもらいたい」というのは「国民の皆さんの声だ」として、「解散すると言うなら、大いに受けて立とうではないか」、「解散したければすればいい、われわれは堂々とそれを受けて立つ、その固い決意の下で、全員で一致をしてしっかりがんばりたい」と力強く述べて挨拶を締めくくった。
次に来賓として、笹森清連合会長が激励の挨拶を行い、岡田代表の下で政権を獲るという思いを凝縮して厳しい対応をとるよう述べ、「絶好のチャンスはそうない」として、「闘うという姿勢を本気で出して欲しい」と呼びかけた。笹森会長は更に、公社法改革法案や竹中担当相不信任案などを取り上げ、「今の民営化法案を潰す材料として使えるし、結果については国民が大きな拍手を送ってくれる」とするとともに、「今の日本の政治を変えなければ取り返しのつかないことになる」と指摘。政権交代に向けて「唯一無二のチャンス」だとして、「岡田代表を先頭に本気で」取り組むよう、改めて力強く呼びかけた。
江田五月参議院議員会長も挨拶し、「全党一丸となって、小泉郵政法案を何としても廃案に持ち込まなくてはならない」とするとともに、「参議院は一致して、この衆議院の小泉暴走に不快感を示している」ことを指摘。「参議院はがんばる。衆議院も負けないように徹底的にやって欲しい。気合いを入れてやって欲しい」などと呼びかけた。
続いて政治評論家の森田実氏が特に講演を行った。この中で森田氏は、三重県での講演で、岡田総理大臣誕生への期待が非常に高まっているエピソードを紹介。「マスコミは権力の手先と化している」中で、郵政問題と靖国問題で自民党内に感情的な亀裂が入っているとし、「千載一遇のチャンス」だと指摘した。森田氏は更に、「何かが歴史において起こる、そういう時期が来た」、「おごれる者、久しからずだ」とし、「政権交代を実現する絶好のチャンスとして、日本国民に希望を与えていただきたい」などと述べ、大きな拍手を浴びた。
最後に中井洽副代表(衆院郵政特筆頭理事)が挨拶。小泉首相の言う郵政民営化について、法案の審議を「やればやるほどおかしな話が出てくる」とし、小泉首相の「好き勝手、独断専行で、国民の大事な財産をめちゃくちゃにしてしまおうとしている」などと厳しく指摘するとともに、「こういう乱暴な、国を思わない内閣は、1日も早く交代をしてもらわなければならない」として、「皆さん総結集の、ご支援・ご声援をお願い申し上げたい」と呼びかけて集会を締めくくった。
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