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2005/06/17
首相はじめ赤ら顔議員続出 国会軽視への抗議が投票拒否の真意


 今国会の会期を8月13日まで55日間延長することを与党の賛成多数で可決した17日夜の衆院本会議終了後、民主党は国会内で代議士会を開き、本会議での民主党の行動を再確認するとともに、今後の対応を話し合った。

 鉢呂吉雄国会対策委員長は、投票拒否の行動に出た理由について、「会期延長の投票行為に移った段階で、自民党の中に10名を下回らない議員が泥酔状態にあった」と批判。そうした状況について議院運営委員会理事を通じて河野衆院議長に指摘し、本会議を中断し議院運営理事会を開き、該当議員を退席させた上で投票のやり直しを行うよう強く求めたことを明らかにした。「神聖な議場において泥酔状態で審議に臨むのは許されるものではない」と鉢呂国対委員長は語気を強めて重ねて批判。そうした観点から粘り強く交渉を続けたが、議長は投票行為に移り、可決されるに至ったことを改めて説明した。

 怒りの表情で鉢呂国対委員長は「小泉総理大臣、森前総理大臣、今津防衛庁副長官」の名前を列挙。この3名については強く退席を求めたことを明らかにした。そして、棄権もやむを得ないとの判断をしたが、議院運営委員会理事会を通じて懲罰も含めて求めていくことを確認した上で、投票行動に移った経緯を鉢呂国対委員長は語った。

 本会議終了後、直ちに河野衆院議長の下に抗議を申し入れ、代議士会にとって返した川端幹事長も、「国会の品位がおとしめられた」として、小泉首相はじめ泥酔して国会に臨んだ議員を批判。議長の立場からもこの問題を引き続き指導してほしいと要請したことを明らかにした。
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