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2005/06/17
両院議員懇談会を開催 国会会期末への対応について意見交換




 通常国会最終盤を迎え、民主党は17日午前、党本部において、国会会期末への対応に関し意見交換を行うため、両院議員懇談会を開催した。

 冒頭、挨拶に立った岡田克也代表は、郵政民営化関連法案について「(衆院郵政民営化に関する)特別委員会で、理事・委員が一丸となって闘い、良い議論が行われている」として、まず、理事・委員らの努力に対して感謝の言葉を述べた。その上で岡田代表は、「法案の中身がいかに妥協の産物であり、いいかげんであるか、はっきりしてきた。審議の中で竹中大臣の数々の疑惑も明らかになりつつある」と改めて指摘。

 通常国会の会期中に衆院で採決しないという目的は達成されつつある一方で、与党が会期延長を持ち出してきている件について、岡田代表は「予定通り国会をきちんと閉じて、もう一度顔を洗って出直せと言いたい」と、会期延長に反対であるとして、党を挙げて闘っていく意向を改めて示した。

 続いて、川端達夫幹事長が報告に立ち、国民生活を不安定にする郵政民営化法案を会期内に成立させなかったのは大きな成果としつつ、与党からの会期延長の提案への対応について、幹事長および国対委員長への一任を求め、満場の了承を得た。

 更に鉢呂国会対策委員長が報告に立ち、審議の前提の整っていない郵政民営化法案の成立が困難であることを述べるとともに、11時からの衆議院議院運営委員会での対応方針を示した。

 その後質疑に移り、衆参両院議員と執行部の間で、党の方針を相互に確認した。最後に、岡田代表より民営化法案の廃案のためにあらゆる努力を行うとの決意が述べられ、懇談会は終了した。
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