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2006/01/31
常任幹事会で三本部構成等を報告、参院選候補者選定基準を決定
31日午後、国会内において第358回常任幹事会が開かれ、党機構改革によって新たに設置された三本部の構成などが報告されるとともに、参院選候補者選定基準が決定された。

 会議は川端達夫常任幹事会議長の司会の下に進められ、冒頭前原誠司代表が挨拶を行った。挨拶の中で前原代表は、民主党は国民の安全確保をめざしているが、その安全がないがしろにされているとして、米国産牛肉輸入再開問題に関する政府の答弁の変更などを指摘した。その上で前原代表は、「小泉政治の化けの皮がはがれ、潮目が変わってきた」と語り、反転攻勢に向けて力を合わせようと呼びかけた。

 続いて鳩山由紀夫幹事長が、党機構改革によって設置された「男女共同参画推進本部」「総合選挙対策本部」「広報戦略本部」という三本部の人事構成を報告するとともに、3月4日午後1時より全国幹事長会議を開催して統一地方自治体選挙での候補者擁立や総選挙後の総支部のあり方などを議題とすることを報告した。

 野田佳彦国会対策委員長は、補正予算審議での追及への協力に感謝するともに、今後の国会対策の基本方針を議論していくことを報告した。平田健二参議院国対委員長は、今週の参議院における補正予算審議日程について報告した。松本剛明政策調査会長は、『次の内閣』での審議内容について報告し、政府のアスベスト法案が不公平・不十分なので反対を決定したこと、BSE問題については検査済表示・原産地表示を義務付ける法案を提出予定であることなどについて述べた。安住淳選挙対策委員長は、各都道府県連に要請していた統一地方自治体選挙候補者擁立計画の提出状況やその内容について報告した。

 次に報告・承認事項に移り、まず鳩山幹事長がBSE問題対策本部の設置、党のパーティーを代表選挙前に行うこととして実行委員会を設置し、広中和歌子副代表に委員長を依頼すること、政治資金団体である国民改革協議会の代表に藤井裕久前代表代行の就任を要請したことを報告し、承認された。平野博文総合調整局長は、パレスチナ立法議会選挙の国際監視活動への派遣およびBSE問題対策本部訪米調査団の派遣について報告し、承認された。大畠章宏組織総局長は、支部の設立と名称変更を報告し、承認された。

 次に協議事項に移り、安住選対委員長から参院選挙候補者選定基準が提案され、活発な議論の後、決定された。また、議論の過程で、従来の参院選挙に関する候補者擁立方針はなお効力を有することが確認された。安住選対委員長は、候補者選定基準の決定を受けて、参院選神奈川県選挙区での牧山弘恵さん、同鹿児島県選挙区での皆吉稲生さん、同比例代表区での川合孝典さんの公認内定を報告し、承認された。
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