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2005/08/17
「全選挙区での勝利に向け全力を尽くす」奈良で岡田代表
公認候補と街頭活動を行うために奈良県入りした岡田克也代表は17日昼、1区の馬淵澄夫議員との街頭演説後に会見し、「奈良は民主党として躍進が非常に期待できるところ。いい候補者を立てることができた。4区の選挙区すべてでチャンスある」との認識を示し、すべての選挙区勝利に向け、力を尽くしていくとした。

 また、綿貫元衆院議長が旗揚げした「国民新党」に民主党の田村秀昭参院議員が加わるとの報道に関して記者から問われたのに対しては、「綿貫新党そのものに対して、コメントすべきかどうか(迷う)」とした上で、結局は自民党内の権力闘争の延長線上の話で、準備不足との印象が否めないとの印象を語った。

 田村議員についてはまだ離党届を受理していないが、マニフェスト(政権戦略)を掲げて全議員・候補者に同意を求めることを前提とする状況にあっては、党が示す政策に同意できない場合、公認を取り消すなどのケースが発生することもあり得るとの認識を示した。しかし、田村議員の件については「比例である以上、離党ではなく辞職すべき」と代表は指摘。民主党票を受けて比例代表として当選を果たしたからには、民主党の考えに同意できないのであれば、議員辞職が筋であるとの考えを示し、「きびしい処分で臨む。単なる離党届の受理ではすまない」と語った。

 自衛隊に対する党の考え方が自らの考えと相容れなかった点を田村議員が離党理由としている点については「党の中に出てきて発言されればよかったのではないか」と語るとともに、マニフェストで選挙をする以上、政策を理由に離党者が出るのは残念だがやむを得ないとも述べた。
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