2006/02/09
イランは核査察を受け入れるべき 前原代表が駐日イラン大使に
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9日午後、イラン・イスラム共和国のタライ駐日大使が、前原代表を表敬訪問した。
2月4日に、国際原子力機関(IAEA)が緊急理事会で、イランの核開発問題を国連安保理に付託することを決定したことを受けて、タライ大使は、「IAEAが国連安保理に『報告』した」と言及し、「イランは責任国家であり、核兵器を必要としていない。しかし、我われは主権国家としてイランにとって受け入れられる内容を交渉する権利を持っており、平和的な外交による解決に全力をあげていく」と述べた。
前原代表は、「日・イラン関係が良好であり、その上に立って、被爆国の日本としては、核兵器転用のおそれのある高濃縮ウランの開発には重大な問題があり、我われも容認できないと、申し上げたい。核不拡散体制を形骸化させるのではなく、抜き打ち査察も含めた核査察を受け入れるべきだ」と発言した。鳩山幹事長、浅尾ネクスト外務大臣が同席した。
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