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2006/03/08
バイオマス・エネルギー活用について議論 農林漁業再生本部


 民主党の農林漁業再生本部(本部長:菅直人元代表)と農林水産部門は8日朝、国会内で合同会議を開催し、「バイオマス・エネルギー導入とその役割」についてヒアリングを行い活発な議論を展開した。

 山田正彦同本部事務局長(『次の内閣』ネクスト農林水産大臣)の司会の下、会議ではまず菅本部長が挨拶。2年ほど前に長崎へ農業視察を行った際に、今回説明を受けるバイオマス・エネルギーの実験プラントも視察したことを紹介し、「非常に画期的な技術だ」と指摘。従来は醸造技術が主流だったが、木の粉と水蒸気から直接ガス化し、将来的にはメタノールをつくって石油に代わる燃料とする試みについて簡潔に説明し、出席議員の活発な議論を呼びかけた。

 会議では、「バイオマス・エネルギーの導入とその役割」と題して、長崎総合技術大学の坂井正康教授から詳しくヒアリングを行った上で、建築廃材など原料を集めてくることなどにかかる投入エネルギーに対する算出エネルギーの割合と経済性・採算性の問題などについて、坂井教授と出席した議員が活発な議論を展開した。
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