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2006/03/09
行革推進法についてヒアリング、役員構成確認 行政改革PT


 民主党『次の内閣』の下に設置された行政改革プロジェクト・チーム(PT)の会議が9日午前、国会内で開かれた。会議では、同PTの役員構成を確認し、内閣官房より行政改革推進法案の概要についてヒアリングを行った。

 冒頭、直嶋正行政策調査会長代理が挨拶し、行政改革推進法案が明日にも閣議決定され、国会提出の運びとなる見込みであることを紹介し、この国会限りということでこのPTを設置したとの経緯を説明。その上で、この法案が非常に幅広い法律であり、一つの法律に束ねていいのかということを、「率直に言って思わないわけでもない」とし、政府から内容について説明を聴取した上で、「中身の濃い議論を詰めてやりたい」と述べ、民主党の対応については、党内議論をしながら決めていくとの姿勢を改めて明らかにした。

 また、松本剛明政調会長も挨拶し、この法案が、「一つ一つの項目についても本当に妥当なのか、しっかり検証する必要がある」と述べた上で、行政改革というテーマそのものについても触れ、「ここにあがっているものが、本当に成すべきことなのか」、官製談合や天下りなど今やるべきことはかなりあると、国会審議の中で提起してきたと指摘。党として建設的に発言していかなければいけないテーマも議論し、法案についての検証もしっかり議論しなければならないとして、「大変、盛りだくさんの内容になるかと思う」との認識を示した。その上で松本政調会長は、「民主党の一つの使命が問われる」と語り、参加した大勢の議員に対し、活発なご議論とご協力を、などと呼びかけた。

 この後、会議では、本PTの構成について、顧問を松本政調会長、座長を直嶋政調会長代理、事務局長を馬淵澄夫政調副会長などとする役員構成を承認した。また内閣官房から、「簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案」に関し、その内容をヒアリング。出席した30名を超える議員から、次々に質問が投げかけられた。また、今後の議論の進め方についても協議が行われた。
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