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2005/08/26
郵政公社よりも、霞ヶ関の改革を 野田NC財務相が北海道で
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野田佳彦「次の内閣」ネクスト財務大臣は台風一過の26日、空路北海道に入り、旭川市と札幌市で民主党の政策と候補者予定者への支援を訴えた。
最高気温21度という涼しい風が吹く中、北海道6区の佐々木隆博予定候補の応援のため、街宣車のステージに立った野田前議員は、「解散後、報道で飛び交う言葉に違和感を感じませんか。造反、報復、刺客、踏み絵…。これは政治の言葉ではない。菅原文太さんの映画の世界、『仁義なき戦い』だ」と口火をきり、「刺客に選ばれている顔ぶれを見ると、女性の高級官僚、女性の大学教授、女性の外資系エコノミスト、そして六本木ヒルズに会社があるIT企業の社長。みんな勝ち組の代表で、この中に年金や雇用の不安や痛みのわかる人は誰がいるのか。これで皆さんのための政治ができるとは到底思えない」などと熱弁をふるった。
旭川市内の街頭演説では、勇退した佐々木秀典前衆議院議員もマイクを握り、「地方でまじめに働く人たちの気持ちを大事にして働ける人はこの人しかいない」と後継者への支援を訴えた。
札幌市に移動し、野田前議員は北海道2区の三井わきお予定候補の「政権交代出陣大集会」に臨んだ。
「郵政の話ばかりが話題になっているが、郵政公社を変えるよりも霞ヶ関を変えて、お金の使い方を変えることのほうが大事だ」と野田前議員が声を張り上げる、詰め掛けた約600人の聴衆からいっせいに拍手が沸き起こった。野田前議員は、先の通常国会で民主党が追及した「資源エネルギー庁の1冊40万円の広報マニュアル」「保険料で運営される社会保険庁研修施設の打ちっぱなし無料ゴルフ練習場」など特殊法人の無駄づかいの例を示し、「国民は払いっぱなし、役人は打ちっぱなし」と笑わせながら、「こんなことをやりながら増税だなんて冗談じゃない。これが小泉改革の本質だ」「みなさんがザルで水をすくうような思いで稼いで納めた税金や保険料を、それをバケツの水を流し込むように使ってきたのが小泉政権だ。みなさん、そのことに気づいて欲しい」「シロアリを退治せずに、働きアリに増税を押し付けるとは言語道断、冗談じゃない」と激しい口調でたたみかけると、会場からは「そうだ」との掛け声が飛んだ。
最後に、野田前議員は「シロアリを退治して働きアリの政治を実現させるのが民主党だ。政権が変わればお金の使い方が変わる、政権が変われば年金が変わる。そのためにも民主党予定候補を自信を持って応援して欲しい」と呼びかけ、演説を終えた。
集会には峰崎直樹参議院議員も列席し、候補予定者への支援を呼びかけた。
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