1999/02/01
[衆院予算委]岡田克也議員/景気回復・構造改革へのシナリオ示せ
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1日の衆議院予算委員会総括質疑で、岡田克也議員はまず政府の経済対策について、今年後半の景気回復へ向けたシナリオを問いただした。岡田議員は「将来への不安から消費ではなく預金に回ってしまう。政府は国民が安心して消費できるような将来展望を示す必要がある」と指摘。さらに「停滞シナリオにならないよう速やかに提示すべき。今回のような大規模予算は2度とないラストチャンス」として、「構造改革ができないなら、私どもに政権を譲っていただく」と政府の遅々とした対応を批判した。
続けて岡田議員は日米安保の「極東」範囲について、「従来の政府見解は、わざわざ台湾地域などと明記している。これは冷戦時代の産物で疑心暗鬼を生む。改めて国会で議論したらどうか」と政府の見解を求めた。高村外務大臣は「政府見解は従来通りだが、今回の新ガイドラインに関しては活動地域を特定していない」との認識を繰り返した。さらに、岡田議員は日米安保の「事前協議」の対象について、「日本の意志が反映できるよう見直しが必要である」と政府に強く求めた。
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