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2006/03/15
野党国会対策委員長会談開かれ、今後の国会運営について協議


 渡部恒三国会対策委員長はじめ、川端達夫、平野博文両国対委員長代理は15日午前、国会内で開かれた野党国対委員長会談に臨み、民主党が進める与野党間折衝について状況報告を行うとともに、野党3党間で情報交換を行った。

 会談後に川端国対委員長代理は、小泉首相が今国会の最大の課題と位置付ける行政改革推進法案など関連5法案を審議する行政改革特別委員会の設置について16日の衆議院本会議で議決され、弁護士法違反などの罪で公判中の西村眞悟議員に対する議員辞職勧告決議案が17日の衆議院本会議で採決されることに改めて言及した。

 西村議員に対する議員辞職勧告決議案をめぐっては、多数の議席を占める与党が提出することはそのまま成立を意味するため、場合によっては議員の身分を保障する憲法に抵触するとの観点から与党でも提出には慎重論が出ていたことを指摘した上で川端国対委員長代理は、「認識が変わったのではないかと思う」と語った。提出の妥当性の議論ではなく、先例になるとの認識のもと、議運として十分な議論だけは行っていこうということが会談で確認されたことも明らかにした。
 
 議員辞職勧告決議案には野党3党とも賛成、行政改革特別委員会の設置については、民主党は賛成するとも川端国対委員長代理は語った。
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