2006/03/16
農林漁業再生本部、環境部門など、国有林伐採問題でヒアリング
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民主党の農林漁業再生本部(本部長:菅直人元代表)と『次の内閣』農林水産・環境両部門は16日朝、国会内で合同会議を開催し、国有林の乱伐・違法伐採についてヒアリングを行い、今後の対応等についても協議を行った。
会議では、長浜博行ネクスト環境大臣の挨拶の後、福山哲郎参議院議員(参院環境委員長)が、合同会議の開催に謝意を表しつつ、国有林の乱伐・違法伐採問題に関し説明を行う河野昭一京都大学名誉教授を紹介し、河野名誉教授を農林漁業再生本部も含めた合同会議に招請するに至った経緯と問題認識を説明した。
続いて河野名誉教授が説明に立ち、林野庁による国有林の伐採について、日本固有の樹種の多くが伐採の対象となっていることなどを詳細に指摘し、その重大性・緊急性を訴えた。また、伐採現場で実際に働いている方々の意識などについても、河野名誉教授から所感が述べられた。こうした説明を受けた長浜ネクスト環境相は、大変ショッキングな指摘だったとし、参加議員との質疑でも、天然林の伐採で出される非常に貴重な木々が、流通の末端でどう使われるのかなど、様々な指摘がなされ、多くの懸念が示された。
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