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2006/03/22
ドイツ連邦議会議員と経済産業政策について意見交換


 民主党は22日午前、ドイツ連邦議会のラウレンツ・マイヤー議員をはじめとする連邦議会議員団を党本部に迎え、懇談した。一行は、連邦議会の経済技術委員会に所属する各党議員からなり、ミヒャエル・グロース経済技術大臣に同行して来日した。党からは、達増拓也(『次の内閣』ネクスト経済産業副大臣)、末松義規(国際局長)、西村智奈美(国際局副局長)各衆議院議員が出席した。

 司会を務めた末松議員は、冒頭「こういった試みは初めてと思うが、率直な話し合いがしたい」と歓迎の言葉を述べた。達増議員は、日本経済の状況について「小泉内閣の下では財政再建と不良債権の処理が優先され、実体経済の景気対策などの政策が後回しにされている」と認識を示し、経済産業委員会での議論にも言及した。西村議員からは、雇用・賃金の格差解消をはかる民主党の男女共同参画政策の説明などが行われた。

 マイヤー議員からは、日本の最大野党についての情報があまり得られなかったため、民主党との意見交換の機会は有難いとの挨拶があった。また、ドイツでは初の女性首相としてメルケル首相が誕生したが、女性の企業における地位については、日本と同様にまだ問題があるなどとの見解が示された。

 出席者は会談で、貿易や知的財産権保護、エネルギー問題などの政策課題に関して、活発な意見交換を行った。
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