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2006/03/26
「若さと経験のバランスをうまくとることが大事」鳩山幹事長、講演で
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鳩山由紀夫幹事長は26日午後、広島県広島市において「民主リーダーズスクール」での講演に続いて、党広島県総支部連合会の第8回定期大会に出席し、記念講演を行った。
冒頭、鳩山幹事長は「民主党にざんざん降りの雨が降り注いでいる」現状の中で、大会に駆けつけた出席者に対し、「『雨天の友』の皆さんに、改めて感謝申し上げる」とまず述べた。その上で、いわゆるメール問題に関して、謝罪広告の掲載や懲罰委員会での質疑の経緯などについて説明。情報仲介者の西澤孝氏に対して、党として参考人質疑でなく証人喚問で質すよう申し出たことを明らかにし、外部からと内部からの検証を精力的に、正確を期しながら進めているとした。また、なぜこのような情報提供が西澤氏から行われたのか、意図については不明であるとした。
鳩山幹事長はまた、「民主党が何をなすべきか」について、「若さと経験のバランスをいかにうまくとるか、ということに尽きる」と強調。これまで党を支えてきたベテラン議員も一緒になり、民主党再生に向けて一丸となっての取り組みこそが必要であると指摘した。そして、「苦しい時だからこそ、雨降って地固まる」よう、働きかけるのが幹事長としての役割だとも述べた。
民主党の立ち位置についても、「一部の既得権に守られているところを擁護するのではなく、徹底的に、国民の皆さんの側に立って主張を貫いていくことだ」と強調。「その対局にいるのが自民党の政治だ」と、鳩山幹事長は厳しく指摘した。その上で、官製談合による税金のムダづかいの構造をなくさなければならないとして、官僚政治にメスを入れるのが政治の本来の役割だと語った。
更に鳩山幹事長は、「こういった状況にメスを入れられる状況を早くつくることが大事だ」とし、既に小泉政治の末期症状が現れていると指摘して、ライブドア問題についても言及。マネーゲームが行き過ぎて、本当に物をつくって汗をかいて、地域や国のために奉仕をしながら、満足や幸せを得るという生活がどこかへ飛んでいってしまったとして、強い危惧の念を表明した。
米国産牛肉の輸入再開問題についても政府の対応を批判した鳩山幹事長は、「小泉政治にも品格が欠如している」としつつ、メール問題を呼び起こした質疑についても、「品格、品性が欠如していたと思わざるを得ない」と指摘。国家としての品格や尊厳、一人ひとりの品格や尊厳を深めることが、「民主主義、自由主義を深める最大の道だ」と強調した。
最後に鳩山幹事長は、来年の統一地方選挙、参議院議員選挙を全力でたたかっていく決意を改めて表明し、「地域で徹底的に強くなることが、民主党が求められている道だ」として、若さと経験の両輪相まった民主党に変えていくと述べて、講演を締めくくった。
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