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2005/07/12
参院で徹頭徹尾郵政法案を審議し廃案目指す 鉢呂委員長、会見で
鉢呂吉雄国会対策委員長は12日午前、国会内で定例記者会見を開き、郵政民営化関連法案への対応に言及。参院と連携を密にして、様々な問題を浮かび上がらせるために「徹頭徹尾、十分時間をかけて(審議を)行いたい」と表明し、国民の皆さんに理解を求めることが大切だとの見解を示した。

 鉢呂国対委員長は続いて、衆院にはまだ、政治資金規正法改正も含めた議員立法や閣法などの審議が残っており、重要課題も山積みであると指摘。小泉内閣が成立にきゅうきゅうとする郵政法案にとどまらない課題について、党として積極的に審議を働きかけ、特に特殊法人などによるムダ遣いの問題を追及して、国会論議をリードしたいなどと語った。

 11日の参院本会議で、サミット報告に関する質問に答える際に、相変わらず解散に言及した小泉首相について、鉢呂国対委員長は、「国会を軽視した居直り的な発言は、国民に信用されるものではない」と批判。各種の世論調査で、国民が郵政民営化関連法案について慎重な審議を求め、内閣支持率もおおむね下降線をたどるなどの結果が出たことに対して、「小泉政治は終わりの始まりに入った」と鉢呂国対委員長は指摘し、法案の否決・廃案により、退陣総辞職を強く求めるとの考えを示した。
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