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2006/03/31
参議院総会開かれ、重要な節目となる新年度へ更なる躍進を確認


 民主党・新緑風会は31日、国会内で参議院総会を開き、冒頭、江田五月参議院議員会長が挨拶に立った。

 江田会長は同日午後、党メール問題検証チームが取りまとめた報告書が両院議員総会に諮られることになると報告。内部・外部双方の検証結果が示されることを明らかにした。

 相当思い切った内容が示されることになるだろうとの見方を示した江田会長は、「これによってこの問題に一日も早くケリをつけて、次へ進んでいかなければならない」と語った。

 また、日本歯科医師連盟(日歯連)から自民党旧橋本派への1億円裏献金事件で、村岡元官房長官を無罪とした東京地裁判決に江田会長は言及。一昨年の11月に民主党衆・参予算委員主催の「一億円献金事件の真相をただす会」で示された村岡元官房長官の発言を振り返った江田会長は、説明は明快で矛盾も破綻もなく信用できるとの印象をもったことを改めて指摘した。

 そのうえで、滝川元会計責任者が虚偽の供述をした動機について、「橋本元首相や自民党全体に累がおよぶのを防ぐための可能性がある」と推察した判決理由等にもふれ、「検察と弁護人とで適当に落としどころを考えたもので、そこまで裁判所は見抜いた判決を書いている。そうであるならば政治的陰謀ともいえる」と分析。「政治を金で買うような体制のままで(自民党は)来年の参議院選挙でも新人を出そうとしている。そうした政治の流れに、われわれは決然と対処していく」と力強く語った。重要な節目の新年度が開けることになるとも主張し、全議員のさらなる頑張りを求め、挨拶を締めくくった。
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