2006/03/31
日歯連事件、改めて橋本元首相らの証人喚問を 川端委員長代理
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川端達夫国会対策委員長代理は31日午前、国対役員会終了後に記者会見し、村岡元長官の東京地裁無罪判決を受けた今後の国会対応などについてコメントした。
川端国対委員長代理は冒頭、小池環境大臣の入院についてお見舞いと早期の回復を希望する言葉を述べた上で、昨日の環境委員会の状況に言及。15分前に情報が委員長に伝えられ、大臣が出席予定だったために、若干の混乱があったという報告を受けていると語った。「危機管理について改めて検証し、しっかりした対応をしていただきたい」と要請した。
村岡元長官の東京地裁無罪判決については、自民党旧橋本派の政治団体「平成研究会」へ、日本歯科医師連盟(日歯連)が行った1億円のヤミ献金の目的や使途が、判決を受けて、「現時点でブラックボックスに入ったことになる」との見解を表明。日歯連が「かかりつけ歯科医初診料」の適用条件の緩和を求めていた時に起こった問題であり、政策がお金で買われたということがあってはならないため、民主党は疑惑の真相究明を求めてきたと、これまでの経緯を説明した。その上で、今後の国会対応について、医療制度改革の法案が提出される状況でもあり、予算委員会に加えて厚生労働委員会においても、橋本元首相以下、関係者の証人喚問を求めるという考えを示した。
出入国管理法改正案の衆院通過については、テロ対策など法案の主旨には一定の理解ができるが、扱い方を間違えれば、官における個人の生体情報の管理という問題が生じるものであり、厳重な運用が望まれると改めて指摘。法案の問題点について、参議院でしっかりした議論を続けると語った。
がん対策については、国民のいのちを守るために、党利党略ではない一刻も早い対応が取られるべきと表明。民主党が法案を出す準備を進めていると述べた上で、政府も対策があるならば出していただき、国会の場で議論することが望ましいと、早急な対応を求めた。
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