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1999/03/24
菅代表ら党ダイオキシン調査団/所沢市の産廃施設密集地域を視察
民主党の菅直人代表と党環境部会の(部会長=佐藤謙一郎衆院議員)メンバーに民主党埼玉県連関係者が加わった「ダイオキシン調査団」が24日、産業廃棄物処理施設が密集する埼玉県所沢市の「くぬぎ山」地区を視察。同行した地元の市民団体や農家の代表の方々から、ダイオキシン汚染現場の状況について説明を受けた。

 一行は、武蔵野の面影が残る雑木林のャ道をぬって歩きながら、点在する産廃施設を外から見学。白煙がたちこめ、産業廃棄物が山のように積まれた現場を注意深く観察した。

 菅代表は同行したマスコミのインタビューに答え「土地利用のルールが必要。ただ本質的な問題解決のためには、最終的に製造者・使用者の責任にまで及ぶと思う」との見解を示した。

 一行は続けて、近くの公民館で地元市民団体・農家代表との意見交換会に臨んだ。菅代表は冒頭のあいさつで、産業廃棄物に対する取り組みを厚相時の経験を交えながら語り、「目下党全体で取り組んでいるところだ」と紹介。続いて、民主党側から今国会に提出した「ダイオキシン法案」の概要説明があり、参加者からは「都市近郊の農家に対する視点がもう少しほしい」「地元議会関係者がもっと積極的に取り組むべきだ」などの要望が出された。
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