民主党は30日、公立の小中学校と高校の学級定数を現行の40人から、30人に減らすことを柱とした「30人学級法案」を参院に提出した。
2001年度から小学校は6年、中学校と高校は3年をかけて実施する内容。また、30人学級を推進する私立の小中学校と高校には、国が必要な助成措置を講じるとしている。
また、児童・生徒の「生きる力」や「個性」をはぐくむ教育環境を整えるために、教員の週あたりの持ち時間の軽減や、チームティーチング(複数教員による授業)や、学校や教科の事情によって特別な配慮が必要な場合に教職員を増やしたり、養護教諭、事務職員、学校栄養職員を増やせるよう、国が必要な措置をとることも民主党案の特徴だ。今後は他会派にも法案への賛同を呼びかけていく。
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