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2006/03/30
渡部国対委員長と鳩山幹事長が、後半国会・千葉7区補選へ檄




 30日午後、衆議院本会議を前に民主党・無所属クラブの代議士会が国会内で開催され、挨拶に立った渡部恒三国会対策委員長、鳩山幹事長がそれぞれ、後半国会や衆院千葉7区補欠選挙への取り組みに関して、出席議員に檄を飛ばした。

 小平忠正代議士会長の司会の下、まず中川正春議院運営委員会筆頭理事が報告に立ち、国会日程等について説明を行った。続いて渡部国対委員長が挨拶。「いよいよ行革の審議に入る」として、国民の期待に応えられる審議を展開するよう呼びかけ、官製談合問題などについて、「これらは全部、政財官癒着が続いていたから起こったことだ」として、「これらを解決するには、政権をチェンジするしかない」と指摘した。そして、「わが方もいつまでも攻められっぱなしではない」とし、「いよいよ反転攻勢だ」と檄を飛ばした。

 また、3日月曜日に予定される行革特別委員会の審議では、小泉首相らに対し、前原誠司代表、菅直人元代表が先頭に立って論戦を展開し、「この5年間の小泉悪政を徹底的に糾明する」と述べた渡部国対委員長は、「やはり民主党がこのままではいけない」として、参加議員に「元気を出してがんばろう」と力強く呼びかけた。

 川端達夫国対委員長代理も、「厳しい状況だが責任は重い」として、民主党に対しての、「しっかり立て直してがんばって欲しいという期待」を受け止め、「真っ正面から堂々と論戦をはる」と表明。月曜日からの行革特が、「この国会の反転攻勢の本当の勝負所だ」として、「国民の立場に立って、真っ正面から責任を持って、堂々と議論することでしか道は開けない、それをやれば道は開ける」と語り、心を引き締めてがんばるよう、改めて呼びかけた。

 松本剛明政策調査会長の『次の内閣』閣議の報告に続いて、鳩山由紀夫幹事長も挨拶に立ち、民主党が太田和美候補を擁立している衆院千葉7区の補欠選挙が4月11日に告示されるとして、「メール問題にしっかり区切りをつけて、反転攻勢のきっかけとなる選挙にしたい」と指摘。各議員の一層の協力を要請し、「国政の場でしっかりと論陣を張ることで、民主党が立ち直ってきたという思いを国民の皆さんに理解していただくことが何より重要だ」と述べた。そして、民主党が「一致団結した姿を見せていくことで、太田和美さんの勝利を必ずつかむ」として、全力を挙げたご支援を、と改めて呼びかけた。
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