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1999/04/27
きょうで結党1周年/「政権交代をめざす再スタートの日に」と菅代表
民主党が昨年4月27日に結党してから、今日で1周年。

 菅直人代表は27日の党代議士会であいさつし、「結党からこの1年間、民主党は参議院選挙、統一地方選挙、国会運営と、政権交代可能な野党になれるかどうかが試されたが、その試練に耐え、野党第一党としての位置を確保できた。次の衆議院選挙は『天下分け目の関ヶ原』。これに勝って民主党が政権をとらなければ、閉塞状態にある日本は変わっていかない」と述べ、総選挙にかける決意を強調した。

 その上で、菅代表は「ガイドライン関連法案は大変難しい問題だが、民主党は多少時間がかかってもきちんと議論したら一致した行動がとれることを国民に示していきたい。きょうを政権をめざす再スタートの日としたい」と述べた。

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 党国民運動委員会では、夕方から東京・新橋駅前で街頭演説を行い、2年目にむけて支持を訴えた。樽床伸二国民運動委員長、田中甲、近藤昭一、川内博史、渡辺 周各衆院議員と福山哲郎参院議員の30〜40代の若手6議員が参加し、マイクを握った。

 樽床委員長は「僕らが子どもの頃は、21世紀は、大きな希望や夢のある言葉だった。しかし、バブルがはじけた今、21世紀は不安な暗いイメージになってしまった。こうした閉塞感を打ち破るのは、若い力。希望のもてる21世紀にするため、われわれ若い世代、そして若い政党にバトンを渡してほしい」と支持を訴えた。
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