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1999/11/08
日本の補正予算が米国大統領選へ影響 浅尾参議院議員が「中央公論」に論文発表
民主党の浅尾慶一郎参議院議員は、11月10日に発売される中央公論12月号に「補正予算がアメリカを震撼させる」と題する論文を投稿した。発売に先立って8日、浅尾議員は国会内の野党クラブと、東京・有楽町の日本外国特派員協会でそれぞれ記者会見し、論文の内容を説明した。

 論文は、日本の補正予算の組み方次第で米国の大統領選挙に多大な影響を与えかねないといった仕組みを解説したもの。公共事業中心のバラマキ型補正予算は、日米双方の金利高騰を招き、米国株価の下落をもたらす恐れがあることを指摘した。国民の8割以上が直接あるいは間接的に株式を所有する米国で株価が下落すれば、来年の大統領選挙には重大な影響が出るという構造を描いている。

 日本外国特派員協会で浅尾議員は、英訳の資料を配付するとともに、外国特派員と英語で活発な質疑応答を行った。(浅尾事務所・記事提供)
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