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1999/11/10
不祥事続く神奈川県警に検察のメスを/枝野、坂上両議員が追及=衆院法務委
衆議院法務委員会で10日、一般質疑がおこなわれ、民主党から坂上富男議員と枝野幸男・政調会長代理が質問に立ち、神奈川県警における一連の不祥事などを取り上げた。

 枝野議員は、「警察が身内の警察官の犯罪に対して、断固たる措置を取ることは、必ずしも期待できない。警察官の犯罪には、外部の組織である検察庁が積極的に対応する必要がある。」と指摘。臼井法相と山本政務次官は、一次的な 捜査機関はあくまでも警察であるとしながらも、検察庁の役割が重要であることを認め、適切な対応を約束した。

 また、枝野議員は、消費者契約法に関する経済企画庁の検討が、消費者保護の観点から後退していることを指摘し、民法を所管する法務省の責任が重大であることを主張。臼井法相らもこれを認めて、積極的な対応を約束した。

 なお、民主党は、独自に消費者契約法を議員立法で提出することを目指し、消費者問題部会(部会長=石毛えい子衆議院議員)において、その最終的な取りまとめ作業を進めている。
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