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1999/11/11
介護保険見直しに反対する緊急集会開く
保険料凍結と家族手当の創設という政府・与党の介護保険の見直し案に反対するための民主党緊急集会が、11日午後、国会内で行われ、党所属国会議員や介護関係の各団体関係者など約100人が集まり、口々に怒りと抗議の声を上げた。

 最初にあいさつに立った菅直人政調会長は、「厚相在任時に当時実施1年目のドイツを視察したが、『問題は起こるだろうが、進めながら改めることが大切』との考え方だった。亀井・自民党政調会長の発言は、単に自分の存在をアピールしたいだけ。これまでの長い議論への理解はないし、思いつきで言っている。われわれは野党だが、より望ましい形でのスタートに責任を持たなければならない」と述べた。

 また鳩山代表は「介護保険制度を進めるために町村合併まで考え、住民投票まで決めた首長がいる」と紹介し、「今さら制度の根幹を変えるとはとんでもない話だ。自民党の主張は『保険料なき保険方式』で、自由党は『税負担なき税方式』。どっちも無責任な話で、こんなものを送り出すことは政治家として恥ずかしい」と強調した。そして、「多くの皆さんに勇気づけられ、私たちの主張が国民の声だとわからせるまで行動を続けたい」と決意を示した。

 続いて金田誠一衆議院議員が「緊急アピール」を提案し、全員の拍手で確認された。最後に朝日俊弘参議院議員が、「参議院の国民福祉委員会では亀井氏の参考人招致を求めている。今以上に大きな輪を広げよう」と会を締めくくった。
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