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1999/11/26
もっと国民の怒りを!/緊急街頭演説で訴え・週末には全国でも
自自公3党による暴挙に抗議するため、民主党国民運動委員会は26日夕、東京・JR新橋駅前で緊急街頭演説を行い、帰宅途中の市民に「もっと皆さんの怒りを」と訴えた。

 玉置一弥国民運動委員長の司会で、最初にマイクを握った小宮山洋子広報委員長は、25日からの自自公3党のわずか14時間での審議打ち切りや、公聴会の無視という無謀なやり方を批判しながら、衆院厚生委員会の緊迫した情勢を報告。

 続いて、鳩山由紀夫代表は「いま、日本の民主主義は風前の灯だ。さまざまな根本的問題を抱えた年金制度は国会で十分な議論が必要なのに、自自公与党は自分たちの矛盾が表面化するのを恐れて、審議ルールを踏みにじっても法案を強行しようとしている」と演説。「ここまで言論の府が踏みにじられた以上、自自公与党体制をつぶすために最後まで抵抗する」と闘う決意を表明した。

 最後に菅直人政調会長が「とにかく権力を維持するためなら何でもあり。後は野となれ山となれというのが現在の小渕内閣だ。彼らの頭には日本の将来のことなど一片もない」と強く批判。次の総選挙で、何の問題解決策も持たない巨大な与党体制を倒そうと力強く訴え、多くの市民から熱い拍手が送られた。

 民主党国民運動委員会では、さらに年金法強行採決に抗議する緊急街頭宣伝を、この週末から来週の予算審議にむけて全国一斉に展開するように各都道府県支部や小選挙区候補者に要請している。すでに街頭演説用の参考メモを送付し、宣伝用チラシも大至急で準備を進めている。
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