民主党の羽田孜幹事長は13日、「日露首脳会談に対する談話」を発表した。
談話では「平和条約の締結に向け、創造的パートナーシップを構築し、両国関係をあらゆる分野で一層発展させていくことなどを内容とする『モスクワ宣言』は重要な一歩」として評価しながら、焦点の北方領土問題については「この宣言がわが国の領土主権を損なうものであってはならず、具体的な北方四島の返還への道筋が敷かれたのかどうか、慎重に見極める必要がある」と指摘している。
「政府は首脳レベルの交流、経済支援、安全保障対話、文化交流、国際協力などあらゆる分野を通じ、両国間の友好関係の発展とわが国の国益の実現を図るべき」とし、「われわれ民主党も、ロシア国民の理解を深め、領土返還が実現されるよう全力を尽くす」と誓っている。
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