1999/10/27
西村発言問題で首相の責任追及/岡崎トミ子参議院議員
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参議院決算委員会は27日、小渕首相の出席の元平成8年度、9年度決算などについての締め括り総括質疑を行い、民主党・新緑風会の岡崎トミ子参議院議員が、西村・前防衛政務次官の発言や防衛庁談合疑惑について首相の見解をただした。
岡崎議員は、西村氏の発言に対し「日本の非核3原則を無視し、女性を蔑視した一連の発言に大きな怒りを覚える。総理はなぜこのような人を政務次官に選んだのか」と追及。これに対し、小渕首相は「かつて野党にいた頃の西村氏の個人的な発言は知っていたが、政務次官の職にあれば、政府の考え方に則って行動してくれるものと思い任命した」と弁明。さらに岡崎議員が「なぜ後任に同じ自由党から西川太一郎議員を選んだのか」とただしたのに対し、小渕首相は「連立政権では政務次官においてもそれぞれの党から協力してもらいたく、自由党から任命した」と、人事の根拠がどこにあるのか首をひねらざるを得ないよう答弁だった。
また、防衛庁調達実施本部のジェット燃料談合疑惑について、岡崎議員は「すべての調達品目の中に不自然な点はないか、早急に調べてほしい」と瓦防衛庁長官らに求めた。
この後行われた平成8年度決算、平成9年度決算の是認についての採決では、高嶋良充参議院議員が「反対」の立場から討論。その理由として、「橋本内閣の経済政策の失敗による不況の深刻化」「景気後退による税収の大幅な減収、歳入欠陥の発生」「防衛装備品の調達等をめぐる不祥事など相次ぐ官僚の不祥事」を列挙した。
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