1999/06/25
インターネット国会を開催/「盗聴法」テーマに市民と議員が議論
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民主党の企画・情報委員会(古賀一成委員長)が中心になって企画した、「第1回インターネット国会」が25日から民主党ホームページ上に開設された。一般の国民から寄せられた意見や提言に党の国会議員がホームページ上で答えるもので、政党が主催したネットワーク上での「国会」は日本で初めての試みだ。会期は7月11日(日)までの17日間。
第1回目のテーマは、現在国会で審議されている通信傍受(盗聴)法案。この法案が成立すると電話だけではなく、インターネットを使った電子メールも傍受の対象となるため、ネットワーカーやプロバイダー(インターネット接続業者)の間でも法案への反対の声が高まっている。
インターネット国会のページには、この他に有識者や著名人からのメッセージや、盗聴法についての解説、法案に関する情報がのった他のホームページへのリンクなども設けられている。
議論のコーディネーターをつとめる島聡衆議院議員(企画・情報委員会副委員長)は、「情報化時代の新しい民主主義、市民参加の実験。いただいた意見は国会審議の中でも活用する」と語っている。
従来から民主党のホームページでは、参加者が自由に意見を書き込み、議論を交わす「フォーラム」も運営されており、「こども・学校・教育」「外交・安全保障」「民主党への一言」など16の会議室に、毎日100通前後の投稿がされている。常連として定着した参加者からの熱心な発言も数多く、「民主党の国会議員も、国会活動の合間にもっと議論に参加してほしい」との声もあがっている。民主党関係者の皆さんもこの週末に一度覗いてみてはいかが?
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