2006/02/17
「小泉内閣の光と影」検証プロジェクトが第2回の会議開催
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17日午前、「小泉内閣の光と影」検証プロジェクト(座長:松本剛明政策調査会長)は第2回の会議を開き、小泉政権発足以降の様々な「影」について検討し、今後の活動についても出席議員間で議論を行った。
会議の冒頭、まず松本政調会長が挨拶し、「予算委員会が大きな一つの山を迎える」中で、「おかしなことは徹底的に追及していかなければならない」と述べつつ、「どこに光を当てるのか」について、政治の大きな責務であり本質的なテーマだと指摘。このプロジェクトでの取り組みによって、「政治の取り組むべき課題が浮き彫りになってきている」とした。
また、この光と影の問題に関しては、組織総局や団体総局とも連携をとって行動を起こしていく方針も松本政調会長は明らかにし、「幅広く色々な問題点の指摘をお願いしたい」と出席議員に要請。前日に行われた総合政策企画会議で、「自民党格差」という言葉が出てきたことも紹介した。松本政調会長は、この「自民党・霞ヶ関に近いところだけに恩恵が回るという格差」に厳しい批判を加え、天下りや官製談合の弊害を改めて指摘した。
会議は園田康博事務局長の司会の下で進められ、内閣府追加資料について検討を加えたほか、小泉政権発足以降に忍び寄る「影」として、所得、生活、雇用、教育、健康格差、地域間格差の問題についてそれぞれ指摘が行われた。また、菊田真紀子衆議院議員、尾立源幸・足立信也・蓮舫各参議院議員からもそれぞれ提案・指摘があり、今後の活動の方向性も含めて活発な議論が展開された。
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