2006/02/22
【次の内閣】閣僚懇談会を開催 当面の政策課題について討議
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民主党『次の内閣』は党首討論終了後の22日午後、国会内で閣僚懇談会を開催し、当面する政策課題について自由討議を行った。
冒頭、挨拶に立った松本剛明ネクスト官房長官(政策調査会長)は、直前に行われた党首討論での議論に触れ、政府の言う「行革国会」に対して、本質的な問題を突きつけたとするとともに、教育の問題に関しても、小泉政権の5年間で、「いかに何もなされていないかということがしっかり明らかになった」として、しっかりした質疑が行われたと指摘した。
松本ネクスト官房長官は、ライブドアの問題に関しても、「様々な情報から、問題があるのではないか」と民主党は指摘してきたが、厳格な手続きである国政調査権の発動を求め、具体的な証拠の一端も示して提案をしているにも関わらず、与党側が応じようとしない消極的な姿勢に苦言を呈し、透明な環境下で真相究明を行う姿勢に欠けると批判を加えた。
この後、藤村修国会対策委員長代理から当面の国会日程等について報告があり、続いて直嶋正行ネクスト官房副長官(政調会長代理)の司会の下、行政改革や分権改革等、当面の政策課題について出席議員間で自由討議が行われた。
また松本政調会長は、閣僚懇談会終了後に国会内で記者会見も行った。この中で松本政調会長は、この日行われた党首討論の感想を問われ、改めてコメント。「きちっと重要な論点について議論ができたことは、非常に高く評価されるべきだ」と述べた上で、行政改革については、看板だけが掲げられ中身が伴っていないことを、建設的な提案の中で示すことができたとし、教育問題に関しても、長い自民党政権の下での教育政策が、相当不毛だったことが明らかになったなどと指摘した。
また、ライブドアに関わる疑惑についても、真相を一つひとつ明らかにする覚悟をもって、権力の側にある政党は取り組むべきだと松本政調会長は指摘した。また、今回の討論に関しては、「国民の期待に十分添うことができた」と評価し、「前原代表の日本の政治に対する思いをきちんと語ることができた」との見方を改めて示した。
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