2006/02/24
【衆院予算委】新価値観が必要と訴え 公聴会で小川議員
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衆議院予算委員会の公聴会が24日、午前に引き続き午後も開かれ、吉野慶応大教授、郷原桐蔭横浜大教授、馬居静岡大教授、牧野日大教授が公述人としてそれぞれ意見を陳述した。これに対して小川淳也議員が質問に立ち、日本は北欧のように、国民負担が高くても、その税金が自分たちのために使われているから少しも不満はないと市民が答える国を目指すべきだと訴えた。また、「より上位の価値観が必要ではないか。市場化、効率化、少子化対策も手段であり、国家として、国民としての幸福感を増すことの手段。さらに上の価値観を見出したい」と訴えた。
小川議員は、自由主義は社会主義がなくなったことでおごりがでているのではないか、助け合いとか、結果の公平とかの社会主義の価値は生きているとして、日本が新自由主義に路線でいくのは慎重であるべきだとした。
さらに、最近の尼崎脱線事故、官製談合、ライブドア、耐震強度偽装などが、経済性を追求するあまりに、もう一方の価値観を軽視したために起きたのではないかとして、「制度上の仕組みをつくるべきではないか」と郷原教授に質問した。郷原教授は「法さえ守れば何をしてもいいという方向に進む。これに対処するために、経済法曹を強化しなければならない」と答えた。
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