1999/09/26
「議論を通じて信頼感の醸成を」鳩山新代表がテレビ出演で抱負語る
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25日の代表選出大会で民主党の新しいリーダーに選ばれた鳩山由紀夫新代表は翌26日、フジテレビ「報道2001」とNHK「日曜討論」に出演し、今後の党運営などについて抱負を語った。
番組の中で、鳩山新代表は今後の党運営について「まず信頼を勝ち取り、党全体、国民全体から“しっかりやれ”と言われる雰囲気を作りたい」と述べ、リーダーシップを重視しながら党の結束を図る方針を示した。
執行部人事については「これから数名の党幹部と話し合って決めたい」と語り、意思決定の迅速化へむけ党内の組織改革を行う考えを示した。また菅前代表が提唱した「ネクスト・キャビネット」については基本的に評価しながら、設置のタイミングを見極めながら進めたいと述べた。
選挙戦で掲げた「自立主義」「ニューリベラリズム」の理念で党をまとめるのかとの問いに対しては、「自分の主張をすべて独断専行で採用しようなどと傲慢なことを言うつもりはない。政権政策や戦略の議論の中で取り入れていただければ」と述べた。
また代表選挙で争点として取り上げられた憲法改正については、「国会を預かる政治家として、代表として党を担う人間として、憲法に対する自分のスタンスを表明する責任があると思った。今後の議論は党内や国会の憲法調査会でしっかりと行ってほしい」と述べるとともに、「議論をしなければ党の一体感はいつまでたってもできない。考えの違うのは当たり前だと考えて、議論を通じてひとつひとつの問題に正直に答えを出すように努力することが、信頼関係の醸成につながる」との姿勢を強調した。
また秋の臨時国会へ向けた民主党の対応について、鳩山新代表は「体質の違いを国民に見てもらい、民主党として未来に責任を負う政策を訴えていく」と強調した。
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