2006/07/04
日中関係の重要性について共通認識 小沢代表、胡主席と会談
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3日から中国を訪れている小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長ら民主党訪問団は4日午後、胡錦涛国家主席と、北京の人民大会堂において約1時間に渡って会談を行った。小沢代表と胡国家主席は、民主党と中国共産党との間で定期的な話し合いの場を設けることなどで基本的に一致したほか、日中関係の重要性について互いに共通認識をもっていることを確認した。
会談では小沢代表が、日中両国が協力することによって人類史的な協力ができると述べ、胡国家主席も、日中関係は二国間にとどまらず、世界的な意味を持つ、と応じた。小沢代表は更に、その時々に応じて、政治の事情や国柄の違いによって障害が出てくることもあるが、われわれの努力によって乗り越えることができるとし、胡国家主席も、対等な対話と交渉と協議を通じて両国間の問題を解決すべきであり、両国が各レベル・各分野において友好協力を拡大すべきだと語った。
また小沢代表が、前原誠司前代表が昨年提案した、民主党と中国共産党との間での、定期的な政治家同士の話し合いの場として、「交流協議機構」(仮称)をもつことを提案したのに対し、胡国家主席も、「積極的に考える」と述べ、中国側の交渉責任者として、同席していた王家瑞中国共産党中央対外連絡部長を指名した。
会談後に開かれた記者会見で小沢代表は、今回の会談を通じて、民主党と中国共産党の指導者間で、日中関係の重要性についての共通認識を持つことができたなどと所感を語った。また同日夜には、周強中国共産党青年団中央第一書記による歓迎宴も開かれ、両党間の交流を更に深めあった。
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