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2006/07/04
民主党観光政策推進調査会が千葉県香取市(旧佐原市)を視察




民主党観光政策推進調査会(座長:渡部恒三国会対策委員長)は4日、千葉県香取市佐原を訪れ、同市の街並み等を視察した。

 まず、市内に流れる小野川の佐原河川敷から伊能忠敬旧邸前までを船で視察し、香取市商工観光課の担当者から、佐原のまちづくりに関する説明を受けた。次に、伊能忠敬記念館、水郷佐原山車会館、佐原町並み交流館をはじめ、佐原まちづくり博物館(※下記参照)を実際に歩いて視察した。

 また、香取市長の宇井成一氏、佐原商工会議所会頭の小森孝一氏、NPO法人小野川と佐原の町並みを考える会の加瀬順一郎氏らとそれぞれ意見交換を行い、これまでのまちづくりの取り組み、文部科学省の重要無形民俗文化財にも指定されている「夏祭り」(7月)及び「秋祭り」(10月)、今後のまちづくりの課題、交通の諸問題、木造建造物を守るための自主防災の体制など、様々な意見交換が行われた。

 今回の視察には同調査会の役員である、広中和歌子顧問、高木義明座長代理、伴野豊事務局長、藤本祐司事務局長代理、小川淳也副事務局長、松下新平副事務局長らが出席した。

 同調査会ではこれまで有識者からのヒアリングを中心に行ってきたが、今後は東京都内、福島県内、海外等の視察を予定しており、机上の議論だけでなく地域の声を反映させた上で、8月までに党としての観光政策をとりまとめたいとしている。

(佐原まちづくり博物館とは)
 水運を利用して「江戸まさり」といわれるまでに栄えた佐原のまちは、今もなお当時の面影を残している。江戸時代の店構えを残す店舗や昔の道具類を大切に伝えてきた家が多く、ひな人形や五月人形などを市民と旧佐原市との協力により、30軒の店先で展示を行っているもの。
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